
光回線の工事って何をする?流れ・時間・費用をまとめて解説
光回線の工事では何をするのか、流れ・所要時間・費用まで徹底解説。工事の種類や当日の準備、よくある落とし穴も網羅。申し込み前に読んでおくと安心です。
光回線を申し込んだはいいが、「工事って何をするの?」「立ち会いは必要?」と不安を感じる方は多い。工事の流れを事前に把握しておくだけで、当日の混乱やトラブルをぐっと減らせる。この記事では工事の種類から費用、よくある落とし穴まで丁さいに解説する。
光回線工事の種類と選ばれ方
光回線の開通工事は、大きく「屋外工事」と「屋内工事」の2段階に分かれる。
屋外工事(宅外引き込み)
電柱から自宅まで光ファイバーケーブルを引き込む作業。戸建ての場合は外壁に穴を開けてケーブルを通すケースもある。マンション・アパートでは、すでにMDF(主配線盤)まで光ケーブルが来ていることが多く、この工程が省略されるケースもある。
- 戸建て:ほぼ必ず屋外工事が必要。電柱から建物までの距離が長いと追加費用が発生することがある
- マンション(VDSL方式・光配線方式):建物設備の状況によって工事内容が異なる。光配線方式なら屋外工事なしで完結するケースも多い
屋内工事(宅内設置)
引き込んだ光ケーブルを室内のONU(光回線終端装置)に接続し、Wi-Fiルーターとつなぐ作業。作業員が立ち会いのもとONUを設置し、回線の疎通確認まで行う。所要時間の目安は30分〜1時間程度。戸建てで屋外工事も同日行う場合は1〜2時間程度かかることがある。
工事費用の相場と無料化の条件
2026年4月時点の主要光回線では、工事費の設定や無料化キャンペーンの有無がキャリアによって異なる。
- ドコモ光:標準工事費は戸建て・マンション共に発生するが、キャンペーン適用で実質無料になるケースが多い(月額:戸建て5,720円/マンション4,400円)
- NURO光:戸建て月5,200円/マンション月2,090円と比較的リーズナブルで、2Gbpsの高速回線が魅力。工事が2回(屋外・屋内)に分かれる点が特徴
- auひかり:戸建て月5,610円/マンション月4,180円。工事費無料キャンペーンを定期的に実施
- 楽天ひかり:戸建て月4,800円/マンション月3,800円。比較的安価な月額で、工事費が条件付きで無料になる場合がある
「工事費無料」は分割払いを月額に組み込んでいるだけのケースもあるため、契約前に「工事費の実額」と「支払い方法」を必ず確認しよう。途中解約すると残債を一括請求されることがある。
工事当日の流れと準備すること
工事当日をスムーズに進めるために、以下を事前に準備しておこう。
事前に確認・準備すること
- 立ち会い者の確保:工事当日は18歳以上の契約者本人または代理人が自宅にいる必要がある
- ONUの設置場所を決める:コンセントと光コンセント(または光ローゼット)の近くが理想。事前に場所を決めておくと作業がスムーズ
- マンションの場合は管理組合・管理会社への確認:工事許可が必要なケースがある。申し込み前に確認しておくと後のトラブルを防げる
- ルーターの準備:キャリアからレンタルする場合は不要だが、自前のルーターを使う場合は当日に手元に置いておく
当日の流れ(戸建ての場合)
- 作業員が到着し、外壁・電柱の状況を確認
- 屋外から光ファイバーを引き込み(外壁に穴開けが必要な場合あり)
- 屋内でONUを設置・接続
- 回線の疎通確認・速度テスト
- 作業完了の署名
意外な落とし穴:工事できないケースと注意点
「申し込んだのに工事できなかった」というトラブルは実際に起きている。以下の点に注意しよう。
賃貸物件で管理会社の許可が下りない
外壁に穴を開ける必要がある場合、管理会社の許可が必要になる。申し込み後に発覚すると開通まで数週間以上遅れることがある。賃貸の場合は申し込み前に管理会社へ確認するのが鉄則。
電柱から自宅が遠い・電柱の向きが問題
自宅付近の電柱の位置によっては、NTTが新たに電柱を立てる必要が生じ、工事が数ヶ月単位で遅延することがある。工事の難易度が上がると別途費用(目安:数千〜数万円程度)が発生する場合もある。
マンションで光配線方式に非対応
マンションの設備が古い場合、VDSL方式(電話線を使う方式)しか使えないことがある。この場合、理論値最大100Mbps程度に制限され、光回線本来の速度が出にくい。速度を優先するならNURO光(マンション月2,090円・2Gbps)のような独自回線や、ドコモ home 5G(月4,950円・最大4.2Gbps)のような工事不要のホームルーターを検討する価値がある。
工事日程の調整に時間がかかる
申し込みから工事完了まで、一般的に2週間〜1ヶ月程度かかることが多い。引っ越しと同時に光回線を使いたい場合は、入居日の1〜2ヶ月前には申し込むのが理想。工事を待てない場合は、工事不要で即日利用できるホームルーター(ドコモ home 5G・ソフトバンクエアー月5,368円・WiMAXホームルーター月4,950円など)を一時的に活用する方法もある。
まとめ
光回線の工事は「屋外引き込み」と「屋内設置」の2段階で構成され、所要時間は30分〜2時間程度が目安。工事費は無料に見えても分割払いを含む場合があるため、契約前の確認が必須。賃貸での許可取得や工事日程の余裕確保など、事前準備をしっかり行うことで当日のトラブルを防げる。工事が難しい環境では、ホームルーターという選択肢も有効だ。