
世帯の通信費の平均は?月いくらが適正かを解説
世帯の通信費の平均や適正額を解説。総務省データをもとに一人暮らし・家族世帯の目安を紹介し、プラン見直しで月いくら節約できるか具体的な料金例を交えて説明します。
スマートフォンが生活に欠かせない今、「毎月の通信費が高すぎる気がする」と感じている方は少なくありません。しかし「平均がいくらか」「自分の支払いは適正なのか」を正確に把握している人は意外と少ないものです。この記事では、世帯別の通信費の平均や適正の目安を、具体的な料金データとともにわかりやすく解説します。
世帯の通信費の平均はいくら?
総務省の家計調査(2024年)によると、二人以上の世帯における通信費の平均は月1万3,000円前後とされています。これはスマートフォンの通信料だけでなく、固定電話・インターネット回線・NHK受信料なども含んだ「通信に関わる支出全体」の数字です。
スマートフォン単体の料金に絞ると、大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の従来プランを使っている世帯では、1人あたり月7,000〜9,000円程度になるケースが多く見られます。家族3人であれば月2万円を超えることも珍しくありません。
一方、格安プランや格安SIM(MVNO)への乗り換えが進んでいる世帯では、1人あたり月1,000〜3,000円台に抑えているケースも増えています。たとえばIIJmioのギガプラン20GBなら月2,000円、日本通信SIMの合理的みんなのプラン20GBなら月1,390円で利用できます。
平均値はあくまで参考の数字であり、「平均以下だから問題ない」ではなく、自分の使い方に合っているかどうかが重要です。
世帯構成別の適正通信費の目安
通信費の「適正額」は、世帯の人数や使い方によって大きく変わります。ここでは代表的なパターンを見ていきましょう。
一人暮らしの場合
1人分の通信費であれば、月1,000〜3,000円台が十分に現実的な目安です。
- 月3GBほどしか使わない方:povo2.0の3GBトッピング(月990円)やLINEMOベストプラン〜3GB(月990円)が選択肢になります。
- 月20〜30GB程度使う方:ahamo 30GB(月2,970円)やLINEMOベストプランV 30GB(月2,970円)が費用対効果に優れています。
一人暮らしで月6,000円以上支払っている場合は、プランの見直しで年間3〜5万円の節約ができる可能性があります。
2〜4人家族の場合
家族向けプランや光回線とのセット割引が活用できる場合は、大手キャリアのサブブランドを選ぶのも一つの手です。
たとえばY!mobileのシンプル3 M(30GB)は月4,158円ですが、ソフトバンク光との併用で割引が適用されるケースがあります。UQ mobileのコミコミプランバリュー(35GB・月3,828円)もau回線品質を維持しながら店舗サポートが受けられる点で、家族のサポートが必要な場面に向いています。
4人家族でそれぞれ月3,000円台のプランを使えば、合計でも月1万2,000〜1万5,000円程度に収まります。大手キャリアの旧来プランを全員がそのまま使い続けている場合に比べ、月1万円近い差が出ることもあります。
高齢者・シニアがいる世帯
データ使用量が少ない高齢の家族がいる場合、小容量プランが有効です。イオンモバイルのさいてきプラン3GB(月1,078円)はイオン店頭でサポートを受けられるため、操作に不安がある方にも向いています。ドコモ mini 4GB(月2,750円)は大手キャリアの安心感を保ちつつ料金を抑えたい方に適しています。
意外な落とし穴:「家族割」「光セット割」で安いと思い込んでいる問題
多くの方が「家族割や光セット割を使っているから、うちは通信費が安い」と考えがちですが、これは要注意です。
割引後の料金でも、そもそもの基本料金が高いプランを使っていれば、割引効果を差し引いてもまだ高いというケースが少なくありません。たとえばドコモ MAXの無制限プランは月8,448円(家族まとめ・ドコモ光利用中の条件での価格)です。これはすでに各種割引が適用された金額ですが、それでも1人あたりの料金としては格安プランの2〜4倍になります。
また「契約しているプランのデータ量を毎月使い切っていない」という方も多くいます。たとえば50GBプランを契約しているのに実際の使用量が10〜15GB程度であれば、ahamo 30GB(月2,970円)やmineo マイピタ 15GB(月1,958円)に変更するだけで毎月1,000〜2,000円以上の節約になります。
「割引が入っているから見直す必要がない」という思い込みが、無駄な通信費の最大の原因になっていることを覚えておきましょう。
通信費を適正に保つための考え方
適正な通信費を維持するための基本的な考え方を整理します。
- 自分の月間データ使用量を確認する:スマートフォンの設定画面やキャリアのアプリで確認できます。3カ月分の平均を出すとより正確です。
- 使用量に合ったプランを選ぶ:使用量が月10GB未満なら、LINEMO 〜10GB(月2,090円)やIIJmio 5GB(月950円)など小〜中容量プランで十分な場合がほとんどです。
- 通話の頻度も確認する:通話が多い方は、通話定額が含まれるプランを選ぶと追加料金を防げます。日本通信SIMの合理的みんなのプラン20GB(月1,390円)は70分/月の無料通話が含まれており、コスパが高いと評価されています。
- 年に1回は見直す習慣をつける:プランは各社が随時改定しています。2026年4月時点の料金も、1年前とは異なるものが多数あります。定期的に比較することが大切です。
まとめ
世帯の通信費の平均は、固定回線も含めると月1万3,000円前後とされていますが、スマートフォン単体で見れば格安プランを活用することで1人月1,000〜3,000円台も十分に可能です。適正額は「平均と比較するかどうか」ではなく、自分の使用量と生活スタイルに合っているかどうかで判断することが重要です。家族割や光セット割があっても割高なプランを使い続けているケースは多く、年間で数万円の差が生まれることもあります。まずは毎月のデータ使用量を確認し、それに合ったプランを選ぶことが通信費の最適化への第一歩です。