
5Gは必要?4Gとの違いと選び方
5Gと4Gの違いを料金・速度・対応エリアの観点でわかりやすく解説。5Gスマホが必要かどうか迷っている方向けに、実生活での選び方のポイントを具体的にまとめました。
スマホを買い替える際に「5G対応」という文字をよく見かけるようになりました。でも「4Gと何が違うの?」「わざわざ5Gにする必要はある?」と疑問に思う方も多いはず。この記事では、前提知識ゼロの方でも理解できるよう、5Gと4Gの違いと、自分に合った選び方をわかりやすく解説します。
5Gと4Gの基本的な違い
「5G」「4G」の数字は、モバイル通信の「世代(Generation)」を表しています。4Gは第4世代、5Gは第5世代の通信規格です。世代が上がるほど、主に次の3点が改善されています。
- 通信速度(高速化):5Gの理論上の最大速度は約20Gbps。4Gの最大約1Gbpsと比べると、最大で20倍もの速さです。
- 遅延の低減(低遅延):データのやり取りにかかる時間(遅延)が4Gの約10ミリ秒から、5Gでは約1ミリ秒程度に短縮されます。
- 同時接続数の増加:より多くの端末が同時につながっても速度が落ちにくくなります。
たとえば4Gで2〜3分かかっていた映画1本のダウンロード(約4GBのファイル)が、5Gの理論値では数十秒で完了するイメージです。ただしこれはあくまで理論値であり、実際の体感速度は環境によって大きく異なります。
5Gエリアと実際の使い心地
2026年4月時点では、5Gのエリアは都市部を中心に急拡大していますが、地方や郊外では依然として4Gが主流のエリアも多く残っています。5G対応スマホを持っていても、5Gエリア外では自動的に4Gで接続されます。
日常使いで5Gの恩恵を実感しやすいシーンは次のような場面です。
- 混雑した駅や会場での動画視聴・SNS利用
- 大容量ファイルのダウンロードやアップロード
- クラウドゲームのプレイ
一方、LINEやメール、ニュース閲覧程度の使い方であれば、4Gと5Gの差をほとんど体感できないケースがほとんどです。通信速度の差が日常的に意味を持つのは、大容量データを頻繁にやり取りする用途に限られると考えておくと現実的です。
よくある誤解:「5G対応プラン」は別料金ではない
ここで多くの方が勘違いしやすいポイントを整理します。
「5Gを使うには5G専用の高いプランに入らないといけない」というのは誤解です。
現在の主要プランの多くは、4G・5Gを区別せず同一料金で提供されています。たとえばahamo(30GB)は月2,970円、楽天モバイルのRakuten最強プラン(無制限)は月3,278円ですが、どちらも5G対応エリアでは追加料金なしで5G通信が利用できます。
また、格安SIM(MVNO)については注意が必要です。IIJmioのギガプラン20GBは月2,000円、日本通信SIMの合理的みんなのプラン20GBは月1,390円と非常にリーズナブルですが、MVNOの多くは大手キャリアの回線を借りているため、5Gエリアや速度の出方がキャリア直販プランと異なる場合があります。格安SIMで5Gを使いたい場合は、各社の5G対応状況を事前に確認することをおすすめします。
もう一つの誤解として、「5G対応スマホを買えば自動的に速くなる」というものがあります。5Gで通信するには、①5G対応スマホ、②5G対応SIMプラン(または5G対応キャリア)、③5Gエリア内にいること、この3つがすべて揃って初めて5G通信が可能になります。どれか一つでも欠けると4Gでの通信になります。
5G・4Gとプラン選びの関係
5Gか4Gかという観点だけでなく、データ容量や月額料金とのバランスで選ぶことが重要です。
データをあまり使わない方(〜5GB程度)は、5Gの高速通信が活きる場面がほぼないため、通信規格よりも月額料金を重視したほうが賢明です。povo2.0の3GBトッピングなら月990円、LINEMOベストプラン(〜3GB)も月990円から利用できます。
中程度のデータ利用者(10〜30GB程度)は、動画視聴やSNSへの投稿など5Gが活きるシーンも増えてきます。ahamo(30GB)が月2,970円、LINEMOベストプランV(30GB)も月2,970円で、5Gエリアでの快適な通信が期待できます。
ヘビーユーザーや大容量が必要な方は、5Gの恩恵を最も受けやすい層です。ahamo大盛り(110GB)が月4,950円、ドコモMAX(無制限)が月8,448円(家族まとめ・ドコモ光利用時)といったプランが候補になります。楽天モバイルのRakuten最強プラン(無制限)は月3,278円と大容量プランの中では割安感があります。
5Gスマホを選ぶべき人・4Gでも十分な人
現在販売されているスマホの多くはすでに5G対応モデルが主流になっています。端末を新規購入・買い替えする場合は、特別な理由がなければ5G対応モデルを選んでおくのが無難です。理由は次の通りです。
- 5Gエリアは今後も拡大が続く見込みのため、将来的に恩恵を受けやすくなる
- 5G対応モデルと非対応モデルで価格差が縮まっている
- 端末の世代としても5G対応モデルのほうが新しく、性能面でも優れることが多い
一方で、今使っているスマホが4Gのみ対応でも、すぐに買い替える必要はありません。日常的な用途で4Gが極端に遅くなっていないなら、5Gに乗り換えることで得られるメリットよりも、端末購入費用のほうが大きくなる可能性があります。
まとめ
- 5Gは4Gと比べて速度・遅延・同時接続数が大幅に改善された次世代通信規格
- 2026年4月時点では都市部中心に5Gエリアが拡大中だが、地方では4Gが主流のエリアも多い
- 多くのプランは4G・5Gを区別せず同一料金で提供されており、5G利用に追加費用はかからないケースがほとんど
- 5G通信には「5G対応スマホ」「5G対応プラン」「5Gエリア内」の3条件が必要
- データをあまり使わない方は通信規格より月額料金を重視し、月990円〜の小容量プランも有力な選択肢
- 新しく端末を購入するなら5G対応モデルを選ぶのが無難だが、現在の4G端末をすぐ替える必要はない